睡眠障害について

睡眠障害とは、睡眠に何らかの問題がある状態のことをいいます。ただ、眠れない=不眠症ではありません。不眠の原因としては、「環境によるもの」や「生活習慣によるもの」、「精神的・身体的な病気から来るもの」、「薬によって引き起こされるもの」など多岐に及びます。

また、睡眠障害には、不眠だけではなく、昼間の強い眠気や、睡眠中に起こる病的な運動や行動、更には、睡眠リズムが乱れ元に戻せない状態など、多くの症状がみとめられます。
また、これらの問題は1つの原因や病気だけでなく、複数の要因が重なった結果として起こる場合も多いことが認められています。

<主な睡眠障害>睡眠障害国際分類
不眠障害(insomnia disorder)
精神生理性不眠症、精神・身体疾患による不眠、薬剤もしくは物質による不眠

睡眠関連呼吸障害(sleep related breathing disorders)
睡眠時無呼吸症候群

過剰な眠気を来す中枢性症候群(central disorders of hypersomnolence)
ナルコレプシー

概日リズム睡眠-覚醒障害(circadian rhythm sleep-wake disorders)
睡眠相前進症候群、時差障害

睡眠随伴症(parasomnias)
レム睡眠行動障害、睡眠時遊行症

睡眠関連運動障害(sleep related movement disorders)
レストレスレッグス症候群、周期性四肢運動障害

その他の睡眠障害(other sleep disorders)

不睡眠障害の主な原因

睡眠障害の原因は人によって様々です。原因によって生活習慣を見直すだけで大丈夫な場合や、医師による治療が必要になる場合もあるなど、対処法も変わってきます。ここでは睡眠障害を引き起こす主な原因をご紹介します。

1心理的原因

何らかのストレスに関連して起こる不眠。
例)家族や親友の死、仕事上の問題など。

特に眠れなくなった前後の出来事を、詳しく検討することで、明らかになってくることがあります。

2身体的原因

身体の病気や症状が原因で起こる不眠。
例)外傷や関節リウマチなどの痛みを伴う疾患。湿疹や蕁麻疹などの痒みを伴う疾患。 喘息発作や頻尿、花粉症など。

身体的な病気や症状を治療することで、改善されることがあります。

3精神医学的原因

精神や神経の病には、不眠を伴うことが少なくありません。なかでも不眠になりやすいのは、不安と抑うつです。
憂うつな気分が続いたり、これまで楽しかったことが楽しめなかったりするのは、うつ病かもしれません。それが原因で眠れなくなったりします。慢性的な不眠症では、3分の1から半数は、何かしらの精神医学的な疾患を持っているとも言われています。落ち込んだり憂うつな気分が続く時は注意が必要です。

4薬理学的原因

服用している薬や、アルコール、カフェイン、ニコチンなどが原因で起こる不眠があります。
代表的な薬には、抗がん剤、自律神経・中枢神経に働く薬、ステロイドなどがあります。

服用しているお薬、飲酒、喫煙、カフェイン摂取の習慣がないかを確認することが大切です。
ドリンク剤には意外とカフェインが多く含まれているので注意が必要です。

5生理学的原因

睡眠を妨げる環境による不眠があります。
海外旅行や出張による時差ボケや、受験勉強や職場の勤務シフトなどによる生活リズムの昼夜逆転など、ライフスタイルが大きく変わると、眠ろうとする機能が低下し、眠る機会が妨げられることがあります。

先ずは少しでも眠りやすい住環境、例えば就寝前には照明を落とし、起床時には上げるなど、光のコントロールを考えたり、心と体がリラックスできるよう工夫してみましょう。

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